【開催レポート】第2回、第3回 LearnTechワーキンググループセミナー


 
2020年6月3日に行われた第2回研究会と、7月2日に行われた第三回研究会の開催レポート(報告)を記させて頂きました。是非、ご拝読頂ければ幸いです。

第2回セミナー開催報告~テーマ日立グループ全社eラーニング基盤 「Hitachi University」の運用と課題~

◆開催要旨:日立グループにおいてユーザー数約35万人、登録教材数2万件を超えるeラーニング基盤である「Hitachi University」。この巨大eラーニング基盤が何を目指しどのような特徴で運用されているかの詳細をご紹介。また、これらのeラーニング運用業務、受講歴データの見える化サービスの運用業務を担われる小橋様が、具体的にどのような業務を担われているのかについて具体的にお話を頂いた。(例:仕様書・素材受領フェーズにおける異なる仕様や言語対応、SCORM化・レビューサイト作成フェーズにおける多様な雛形に対する見直し対応等)巨大かつグローバルに展開されるeラーニング基盤の運用を担われる小橋様だからこそ感じられている課題感について手触り感を持ってお話頂き、ご参加者からも多くの共感・ご質問を頂いた。最終的には、ご参加者から頂いたご質問を基に議論を深め、Learn-techを活用した今後の展開においてご参加者とともに考えを深める場となった。

 

◆講師:小橋岳史様 ご紹介
日立製作所 アプリケーションクラウドサービス事業部 アプリケーション第一部ご所属、社内においては事業部門にてeラーニング基盤の運用にご従事。社外活動においてはeラーニングコンソーシアム理事も務められる

◆ アジェンダ
・ 日立グループのご紹介
・ 日立グループにおけるeラーニング基盤導入の背景
・ Hitachi Universityの特徴
・ 小橋様(とそのチーム)のタスク
・ 具体的な運用と課題
・ 今後の展望


リーダー野石氏より、ラーニングテクノロジー分類に関する考察についてご紹介↓

 



頂いたご質問に基づくディスカッション
以下、ご参加者より頂いたご質問に対して、小橋様・野石氏によってディスカッションを通して回答


・ eラーニングにおいて、動機づけは対面と比較して、高めることが難しい印象があるが、eラーニング内で少しでも動機づけを高めるための工夫②現状対面で行うほうが好ましいテーマ・パートは何か?
・ 効果測定について:貴社の場合、マインドやキャリアの学習施策は「なにを指標に」「どのような質問で」効果を明らかにしているか?
・ eLearningの分類について、①作り置きの動画やPPTベースの研修、②ネットワーク利用の座学(単一方向)、③ネットワーク利用の座学(双方向)、を、実際の集合性の対面座学と比較した場合に、研修効果を定量的に比較されたことはあるか?
・ 今後事業部ごとのシステムや教材を開発する際、事業部の優先順位付けはどのように行う予定か?
・ ジョブ型雇用の中でラーニングは変化していくか?

 

第3回セミナー開催報告~AIが活躍!アダプティブ・ラーニングの可能性~

◆開催要旨:ITジャーナリストの小林啓倫様より、「AIが活躍!アダプティブ・ラーニングの可能性」と題して、AIを活用したアダプティ・ブラーニング(Adaptive Learning、適応学習)によって、「学び」がどのように変わりつつあるのか、講演いただいた。講演の冒頭では、アダプティブ・ラーニングの精度を高めるうえで重要となるAIの歴史や概要をご紹介。その上で、AIを活用したアダプティブ・ラーニングによって、より深く学習者一人一人の進捗や学習傾向を把握し、きめ細かなアドバイスができるようになるとともに、これまで難しかった文章問題や芸術系の活動の採点が可能になる等、教育者側へも多くのメリットをもたらすことを、欧米を中心とした豊富な事例を交えながらご説明いただいた。加えて、オンライン・オフライン上のさまざまな場所・形態で発生する等、昨今、多様化が進む「学び」に対して、今後求められるプラットフォームのあり方や、AIの活用方法についても言及いただいた。最後に、教育分野におけるAI活用の課題にも触れ、講演は締めくくられた。講演後は、チャットを通じて会員の皆様からの質問も活発になされ、オンラインでの双方向的なイベントとなった。

 

◆講師:小林啓倫様 ご紹介
経営コンサルタント。獨協大学外国語学部卒、筑波大学大学院修士課程修了。システムエンジニアとしてキャリアを積んだ後、米バブソン大学にてMBAを取得。その後外資系コンサルティングファーム、国内ベンチャー企業などで活動しつつ、翻訳に取り組む。また、各種メディアに最新IT情報の寄稿も多数行う。著書に『FinTechが変える!金融×テクノロジーが生み出す新たなビジネス』(朝日新聞出版)、訳書に『YouTubeの時代』(ケヴィン・アロッカ著、NTT出版)など多数。


◆ アジェンダ
1. 「AI」とは何か
2. AIによる学習者の支援
3. AIによる教育者の支援
4. AIによる教育環境の改善


▼オンライン開催の様子(講演中)

 

小林様×野石氏によるパネルディスカッション・質疑応答


日本企業におけるAI/データ活用の課題とは?
・ アダプティブラーニングは今後、どのような進化を遂げるのか?
・ アダプティブラーニングを活用した企業事例はあるか?
・ 各個人に合った学習スタイルを提示するようなことは可能なのか?
・ 場所や形態など、多様化が進む「学び」を統合管理する仕組みを実現している事例はあるか?
・ 各人に最適な学習を提供するにあたり、収集すべきデータはどのようなものか?
・ 技能習得など、知識習得ではない学習においてアダプティブラーニングを活用している事例はあるか?