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2025.11.01

Digitl HR Competition 2025 開催報告:日本のピープルアナリティクス実践先進国への道!



2025年10月31日(金)、早稲田大学121号館にて、「Digitl HR Competition 2025」が盛大に開催されました!人事部内でのピープルアナリティクス(PA)の先進的な取り組みを表彰する本コンペティションは、本年度も熱気に包まれ、素晴らしい成果が発表されました。ご登壇、ご参加くださったすべての皆様に、心より感謝申し上げます。

シンポジウム:「日本をピープルアナリティクスの実践先進国へ」

コンペティションに先立ち、官・学・実務のトップランナーが一堂に会し、シンポジウムを実施。「日本をピープルアナリティクスの実践先進国へ」をテーマに、国内外の最新潮流、現状の課題、そして未来の可能性について、活発な議論が展開されました。







登壇者
今里 和之 
経済産業省 経済産業政策局 産業人材課室長
岩本 隆 慶應義塾大学大学院 経営管理研究科 講師
矢野和男  
日立製作所フェロー
林 幸弘
  実行委員長 モデレーター

革新的なPAの取り組みが一堂に!最終プレゼンテーション

15:30より、いよいよファイナリストによる最終プレゼンテーションが開始されました。各社とも、AI・データ分析を駆使した、人的資本経営の根幹をなす革新的な実践例を発表しました。


◆パーソルテンプスタッフ株式会社様


トップバッターはパーソルテンプスタッフ株式会社様、講演テーマは「生成AIを活用した人事ダッシュボード2.0」データの民主化を実現する生成AI時代の人事ダッシュボード「じんじくん」の活用方などについてお話し頂きました。こちら社内プラットフォームですがAI活用により、かなり高度化しているようでした。まさに「データの民主化」の最前線を示したと思います






◆株式会社SHIFT様


次は株式会社SHIFT様。講演テーマは対話型AIエージェント|mentaiを活用した社員と会社に貢献するピープルアナリティクスの実践。全社員の本音をAI対話で収集し、定量×定性データによる予測とレコメンドで退職を阻止についてお話し頂きました。AI上司が協働で多くの社員様と1on1ミーティングを行い、その分析された膨大なピープルデータが人事/経営に活かされてます






◆株式会社NTTドコモ様


そして3番手は株式会社NTTドコモ様。講演テーマは「マルチAIエージェント×社長アバターによる全社員へのキャリア支援」AIとの音声対話によって社員一人ひとりに合わせたキャリア支援の実現についてお話し頂きました。AIによるキャリア対話が、いかに個別最適化された支援を全社員に届けることを可能にするのか、具体的なイメージを持たせてくれました。






 

◆住友生命保険相互会社様


次に四番手は、住友生命保険相互会社様。講演テーマは「エンゲージメントの因果分析と対話で挑む人財戦略の高度化と風土改革」。データの因果分析と対話によって人財戦略と組織風土を改革するモデルの提案についてお話し頂きました。「エンゲージメントの因果分析」という、高度な統計手法を風土改革という最も定性的な課題に適用する、その真摯なアプローチに感銘を受けました。








 

◆三菱UFJ信託銀行株式会社様


最後は三菱UFJ信託銀行株式会社様。講演テーマは「学部横断型「理系素養」の可視化による、人財の多様性確保」性格検査データから、理系素養を定量的に把握する手法の提案についてお話し頂きました。三菱UFJ信託銀行様の「理系素養の可視化」は、人財の多様性を科学的に捉えるという、人事戦略の高度化に向けた独創的な視点に目を見張りました。







栄光のグランプリは...


そして、厳正な審査の結果、栄えある「Digitl HR Competition 2025 グランプリ」に輝いたのは...






株式会社SHIFT様


そして、見事グランプリに輝いた株式会社SHIFT様の発表は、特に強いインパクトを残しました。対話型AIエージェント「mentai」を活用し、全社員の「本音」という最も定性的なデータを定量化し、退職阻止に結びつけるという実践は、ピープルアナリティクスの本質である「人」の深い理解と、そのデータ活用を高い次元で両立させた成功例だと感じます。

彼らの成功は、単に高度な技術を用いるだけでなく、「社員と会社に貢献する」という強い目的意識のもと、AIを実務に深く落とし込んだ結果と思います。本当におめでとうございました!

結び:PAは「人」を理解する術

このコンペティションを通じて、ピープルアナリティクスが、単なる「分析」の技術ではなく、「」と「組織」を深く理解し、より良い未来を創造するための強力なツールであることを実感しました。

ご登壇された企業の皆様の熱意、そして本コンペティションを支えた実行委員会の皆様に心より敬意を表します。この熱気を自社の実践に持ち帰り、日本企業の人事変革の一歩としていきたいと強く思います。

最後に、審査員の先生方からは、今後の更なる飛躍につながる温かいアドバイスと激励の講評をいただきました。


他のファイナリストの皆様もおめでとうございます










審査員からも熱いメッセージを頂きました!













本コンペティションを情熱的に盛り上げてくださったご登壇者の皆様、そして1年間にわたり本イベントの成功のために尽力された実行委員メンバーおよび協会事務局に、深く敬意を表します。

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