News&Eventニュース・イベント情報
2021.06.07

レジュメ及び人的資源の質的内容表記(スキル・経験・資格等)に関する標準化調査事業を受託



一般社団法人ピープルアナリティクス&HRテクノロジー協会はレジュメ及び人的資源の質的内容表記(スキル・経験・資格等)に関する標準化調査事業を受託しました。会員の皆様にお知らせします。

レジュメやジョブディスクリプションなど人的資源の質的内容表記「あなたは何ができる人か?」「何をして欲しい仕事か?」といった人と仕事を管理する上で、必要な当たり前の情報について現在標準的なフォーマットや分類体系が存在していません。多くの個人が自分を表現するのに悩み、多くの企業が在職者を最大限に活用する戦略に悩む中、人的資源のポテンシャルを理解を深める分野における”標準”策定の影響は、とても大きいと考えています。

コーポレートガバナンスコードの大幅改定や、ISOの人的資本の開示標準が策定され、事業責任者は、「どんな事業戦略に基づき、自社の大切な人材資源どのような投資を行い、価値を高めて行こうとしているか」について投資家や社内外の関係セクターから説明を求められるようになって来ています。しかし、現状では、自社にどんなことができる人材がいるのか、サプライチェーンがグローバルに複雑化する中、事業活動に関わる人的資源の量的な把握さえ難しい中、質的な把握までできている企業は殆ど存在していないといっても過言ではありません。
弊協会がISO TC260人材マネジメント部会の国際標準審議活動に携わり、ガバナンスコードや、ISO30414など情報開示標準についての活用に関するヒアリングを続ける中、

① 人的資源の現状把握や棚卸
② 新たなジョブと既存及び外部人材のマッチング
③ 組織全体及び部署、個人レベルでのリスキリング戦略立案

などの場面において、人的資源における戦略的投資計画を立案を検討を始めた既に多くの企業において課題が認識されていることが明らかになってきております。より高い精度で自社の自適資源のポテンシャルを把握し、より戦略的な人的資源マネジメントの投資計画が立案できるよう協会としても標準策定の可能性や各社の課題の把握に努めてまいります。本件に関しては、協会会員は勿論、会員以外からも人的資源の質的内容表記についての課題を広くヒアリングし、政府に報告することで、今後の政策立案や標準策定に関して働きかけて参ります。ぜひ多くのみなさまの課題や要望をお寄せいただき、ヒアリングや調査などにもご協力賜れますようお願い申し上げます。

Page Top